弊社での産休育休復帰のロールモデルを紹介します

エルエルシーコンピューターでは、現在女性従業員も増えております。今回は産休育休を経て職場復帰を果たした従業員に、産休前から復帰後の現在の状況についてアンケートをさせていただきました。これからご結婚やご出産を迎えられる方にとってご参考になればと思います。

― 入社の理由、これまでのキャリアについて教えてください

前職は、繊維事業やブランディングデザインに関わる仕事をしており、キャリアアップのため転職先を探していた時に、元々知り合いだった藤井社長に相談した所、「うちに来てもいいよ!」と声を掛けていただき、社長の優しさに助けられ、入社を決意しました。WEB専門の仕事は初めてでしたが、初めての事でも挑戦させてもらえる社風で、お陰様で現在も必要としていただいております。

― 現在の仕事内容はどのようなものでしょうか

主に、WEBサイトやWEBアプリ制作のプランニングとディレクションを担当しています。お客様は、個人事業主、中小企業、大企業、観光協会、商工会議所や商工会、自治体など幅広いです。

― お休み中に、会社の方とコミュニケーションは取れていましたか?

はい。完全復職するまでの間、育児休業給付金をいただきながら、無理のない範囲で、週に数日程度出社し、サポート的なお仕事をさせていただきました。完全復職までの「慣らし運転」をさせていただけて、居場所も確保していただけ、とても助かりました。

― 産休・育休中の過ごし方を教えてください

「慣らし運転」をする前の完全休業中は、終日息子と一緒に過ごしていました。育児にも少しずつ慣れて来た頃は、地域の親子教室に参加したり、ベビーカーで散歩に出かけたり、比較的ゆっくり過ごせました(あっという間でしたが!)

― 保活はいつから、どういう状況でしたか?

息子(4月生まれ)が生まれた年の夏にたまたま、市の全こども園がそれぞれ見学会を開催されていたので、ほぼ全て参加しました。ただ、10月に申請したのですが、第三希望まで書いたのに、希望した所にはどこにも入れず・・・職場からも家からも一番遠い園しか空きがなく、当時は泣く泣く諦めました・・・。1年待ちましたが、第一希望の園に入ることができました!

― 出産後も働きたいと思った理由は何でしょう?

正直に言うと、生活のためもありますが、「〇〇くんのお母さん」ではない、社会の中での自分という存在価値が欲しいからだと思います。生きがいのひとつですかね・・・

― 復職するにあたり不安な事はありましたか?

はい。前と同じようにやっていけるだろうか、子供のことで職場の皆さんにご迷惑をお掛けするかもしれない、という不安はありました。

― 復職後の1日のタイムスケジュールを教えてください

6:30  起床→準備・家事

7:30  息子起床

8:00  朝ごはん

8:30  こども園送り

9:00  出社

12:00  昼休み

18:00  退社

18:15 こども園お迎え

18:30 帰宅→家事

19:00 夜ごはん

20:00 お風呂

21:00 息子寝かしつけ

22:00 家事・自由時間

23:00 就寝 (夜中、息子に2回程起こされるので、都度寝かしつけ)

― 復帰後に、お子様の急な体調不良などの際、当日でも休みは取れますか?

はい。どうしても日程変更できない重要な打合せや説明会などの場合は、代理の方や社長にお願いします。

― 勤務中に突然保育園から呼び出された場合は迎えに行けますか?

はい。どうしても抜けられない仕事中の時は、家族で迎えに行ける人がいればお願いします。いなければ、行ける時間を園に連絡してから迎えに行きます。

― 産休と育休はどのくらい取得されましたか?

通常、産前休業が出産予定日の6週間前から、産後休業が出産翌日から8週間、育休が原則として子どもが1歳になる前々日まで。私の場合は、産前産後休業はほぼ上記通りで取得しましたが、育休は、息子が1歳になるまでにこども園に入れられなかったので、仕方なく2歳になる直前まで取得しました。(約2年間)

― 産前から産後、育児休暇中の手当について教えてください

育児休業給付金を通常通りの割合(最初の半年間は67%、それ以降は50%)で取得できました。

― 復帰されてからの給与体系は変わりましたか?

元々契約社員なので、時給制ですが、会社の方針で、以前よりも時給は少し上げていただけました。

― 会社の同僚や上司との関係性は変わりましたか?

いえ。特には変わっていないかと思います。新しい社員さんが入っていたりしたので、最初は戸惑いもありましたが、良好な関係を築けていると思います。

― 今後もキャリアを続けていくために会社に希望することはありますか?

子どもの事などでご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、引き続きフォローいただけると助かります。今後も多様な働き方を認めていただけると幸いです。

― 今後、業界での目標はありますか?

IOTで地域課題を解決していきたいです!

― 仕事と育児を両立するためにどのような工夫をしていますか?

家族や同僚、周り方々からのサポートを、たくさんお願いしています。ひとりでは何もできません!笑

― これから産休・育休を迎えられる方へメッセージをお願いします

とにかく、周りの人たちを頼って、上手に甘えて、ひとりで抱え込まないことが大事かと思います。

不安なこともたくさんあると思いますが、何よりも大切なお子様との触れ合いを楽しみに、産休・育休を迎えてください!応援しています。


ありがとうございました。育児ももちろん、仕事においても、地域や会社、従業員同士でコミュニケーションをとってお互いに支えあえる体制が、これからもどんどん整っていってほしいと思います。